酸性ストレートと縮毛矯正の違いとは?|前橋美容室の解説

湿気が気になる季節や、髪がうねりやすくなってきたと感じるとき、「まっすぐに整えたいけどダメージが心配」と悩まれる方も多いのではないでしょうか?

そんなときの選択肢として知られるのが「縮毛矯正」や「酸性ストレート」。どちらもクセを伸ばす技術ですが、仕上がりや髪への影響には大きな違いがあります。

この記事では、前橋の美容室quailが、施術の専門的な視点から、それぞれの違いや特徴、どんな方に合っているのかをわかりやすくご紹介します🌱


1. 縮毛矯正とは

縮毛矯正は、チオグリコール酸やアルカリ剤を使って髪内部の「シスチン結合」を一度切断し、高温のストレートアイロンでまっすぐに形を整えてから再結合させる技術です。

クセの強い髪もしっかりと伸ばせて、長期的な持続力が期待できるのが大きな特長。ただし、アルカリ剤と高熱を組み合わせるため、髪への負担は大きくなりがちです。

健康な髪質や、強い縮れやクセがある方に向いていますが、ダメージ毛には慎重な施術が必要です。


2. 酸性ストレートとは

一方、酸性ストレートは、「髪に近い弱酸性の薬剤(pH4.5〜6)」を使用する技術。グリオキシル酸やGMTといった酸性成分を使い、髪をやさしく整えます。

縮毛矯正との大きな違いは、シスチン結合を壊さずに髪の形状を緩やかに変化させるため、仕上がりがとても自然で柔らかいのが魅力です。ブリーチ毛やエイジングによるうねりが気になる方にも安心しておすすめできます。

ただし、クセが非常に強い髪には不向きな場合もあるため、髪質を見極めて選ぶことが大切です。


3. 髪に与える影響と仕上がりの違い

スクロールできます
項目縮毛矯正酸性ストレート
質感パリッとしっかり柔らかくナチュラル
ダメージリスク高め比較的低め
向いているクセ強いクセ・縮れややうねり・ブリーチ毛
持続性半永久3〜4ヶ月目安
対応できる髪質健康毛ダメージ毛、エイジング毛も可

4. どちらが向いている?髪質・悩み別の選び方

どちらの技術もクセを整えるための方法ですが、髪の状態や仕上がりの理想によって選ぶべき方法は異なります

以下に成分やpH、特徴、価格相場を含めた比較表をまとめました。

スクロールできます
種類主な薬剤・成分pH特徴向いている髪質・悩み価格帯(群馬)価格帯(東京)
縮毛矯正チオグリコール酸、システイン、アルカリ剤(pH9〜11)アルカリ性強い還元力でしっかりクセを伸ばす。持続力が高い。縮れ毛・強いクセ毛、毛量が多く広がりやすい髪、硬毛12,000〜17,000円15,000〜22,000円
酸性ストレートグリオキシル酸、レブリン酸、GMT(グリオキシル酸メチル)など弱酸性(pH4.5〜6)髪に近いpHで優しく作用し、自然な仕上がり。ダメージが少ない。ブリーチ毛・ダメージ毛・エイジング毛、柔らかいクセ、ナチュラルな仕上がりを求める人15,000〜20,000円18,000〜30,000円

5. 実際に施術する上での注意点

どちらの技術にも共通して言えるのは、髪の状態や履歴をきちんと把握したうえで判断することが大切だという点です。

とくに酸性ストレートは繊細な調整が求められるため、ホームケアや自己判断で行うのは避けましょう。

初めての方で、髪のダメージが気になるという方や、髪を内側から強くしたいという方は、負担の少ない髪質改善から始めてみると良いでしょう。髪質改善と縮毛矯正の違いについては、こちらの記事 で解説しています。


「今のあなた」に適した選択を

髪のクセやまとまりに悩んでいるとき、選択肢が多いほど迷ってしまうかもしれません。でも大切なのは、「どちらが良いか」ではなく「あなたの髪に今必要なのはどちらか」を知ること。

髪の変化を重ねてきたからこそ、今の髪に合う方法を選ぶことで、自然体の魅力である「あなたらしさ」がより引き立ちます。

quailでは、一人ひとりの髪と真剣に向き合い、無理のない髪にやさしい選択肢をご提案させて頂き、皆さまの個性を最大限引き出せるヘアデザインを大切にしています。

群馬でヘアスタイル、髪質にお悩みの方はお気軽にご相談ください♩
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